レストラン
大胆なオープンキッチンから生まれる繊細なお料理が、心も身体も元気にしてくれるレストラン。
《改修》旬菜彩菓 ラ・ナトゥーラ
2005年、15年間空いていた民家を改装してつくられたレストランオープン。自分たちが食べたい野菜がたくさん食べられるお店を目指し、女性3名でオープンしました。
改装の設計を手がけたのも女性。大胆なオープンキッチンが目を引きます。
お店の名前は、イタリア語で自然という意味。
「ちゃんと野菜が食べられるお店をつくりたかったんです。これは、最初からずっとブレていません」と語るのは、水野さんと中村さん。
同じ職場で仲良くなり、漠然と「お店やりたいよね~」と思いながら、起業塾に通っているうちに、だんだんと「お店を出さなきゃいけない雰囲気になってきてしまいました(笑)」
水野さんの地元・砺波周辺で店舗を探していたものの、なかなかいい物件が見つからず1年が経とうとしていた頃、中村さんが知人から「いっそのこと一軒家はどうか」と、紹介されたのが、ここの大家さんだったそうです。
「大家さんがバイタリティに溢れる方で(笑)。家の周りが山菜の宝庫だというので、嬉しくなりました。私の実家も、アズマダチだったので、懐かしく感じましたし。」
…とはいうものの、15年間空き家だったため、庭も屋内も荒れていました。基本は業者にお願いしたのですが、なるべく自分たちでやりたいと「メニューづくりも後回しで(笑)」毎日泥まみれになりながら駐車場や庭を整備したそうです。
「慣れない手つきで石を運んだり、木を植え替えたり。どれもひとつひとつ作った思い出があります」と、目を細めて語る水野さん。
土方作業の日々に、庭にアウトドア用のテーブルセットを置いて、炊き出しもしてくれたという大家さんは、一緒に夢を叶えてくれた、強力な応援団のひとりだそうです。
内装は、ワクノウチをオープンキッチンにしてしまうという大胆なつくり。
「おかげで、お客様との会話のきっかけができてますね。この家に助けられているのかもしれません」
オープン以来、身体にも心にも美味しい料理は、女性客から圧倒的な支持を得ています。
「食は命の基本。お子さんやアレルギーの方にも安心して食べていただけるよう、心がけています」と水野さん。
食べたら元気になれちゃうレストラン。これからがますます楽しみです。